先日、情報マネジメント試験を受験して合格を果たしたので、
その体験を記したいと思います。
システム系の仕事を生業にしているわけではないですが、
ITに関わる情報は好きだし、少しは知識はあると自負があったので、なにか形に残るものとして資格を取ることにしました。
数年前に情報パスポート試験は取得済みです。(10年ほど前に基本情報処理試験などに何回か挑みましたがあえなく撃沈。)
十年越しの情報系試験への再挑戦です。 使用したのは、下の参考書2冊。
私が主に使用したのは、向かって左側の情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメントでした。
こちらのほうが、噛み砕いた表現で書かれた印象で、こちらをひと通り読み込んで、A問題の過去問サイト、情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場で過去問を解きました。
右側の、2025年度版 ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメントは、資格学校(TAC)の本らしく網羅的に書かれており、より詳細で体系的な内容を知りたければこちらを読みました。
あと、B問題の練習問題の分量が多く、直前期にB問題対策として、ニュースペックテキストの方を使用しました。
その他、やったことです。
A問題対策:
先に書いた、出るとこだけ!のほうをテキスト内の確認問題を解きながらひと通り読み、あとはひたすらA問題の過去問を解きました。
過去問題は、情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場というサイト「様」です。
(こちらのサイトがなければ正直合格はなかったと思います。)
こちらの過去問サイトでA問題の自力をつけさせていただきました。
情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場をひたすらスキマ時間に解き、間違ったか知らない単語があればテキスト出るとこだけ!を読み返しました。 単語はほぼ、巻末の索引でヒットしました。索引に無い言葉ははネット検索で対応です。
情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場というサイト、とても優秀(えらそうにすみません。)で、一度ユーザー登録を行ってしまえば、膨大な過去問(1050問!)の回答結果を記憶してくれて、自分の傾向や実力がわかる様になっています。
他にも、過去問の出題分野を選択したり、一度解いた問題は出さない、過去間違った問題だけ解く、といった設定も可能です。有料級のサイトです。
あと、連続正解なんかすると、お見事! とか、褒められるのも次々と問題を解く励みになります。
サイト内の問題数は約1050問(過去問と予想問題)もあるので、すべて解くのは大変です。私はすべて解ききれませんでした。
最初は、ただずっと解いていたらいいと思います。そうしてるうちに自分の苦手分野などが判ってくるので、設定を変えて分野別に集中的に解いてみたりすると良いと思います。
以上のようなことを繰り返して、過去問サイトでは、約8割の正解率まで持っていきました。
B問題対策:
B問題は、情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場にも掲載されていますが、A問題に比べると少しもの足りない感じです。
そこで使用したのが、2025年度版 ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメントです。
この本のB問題問題対策は分量も多く、本試験よりも難易度が高め?の(文章量が多い)問題が掲載されており、本番でも解けるぞ、といった自信を持つことができました。
最初、解けずに自信を無くすかもしれませんが、B問題特有の説明や問題の出し方などに慣れるには十分な量だと思います。
慣れない人は、何度も読んで、問題の意味を理解することをおすすめします。
実試験:
以上のような対策をして挑んだ試験ですが、一言でいうと大変でした!
A問題(第1問から48問)は、何度か聞いたことが無いような言葉や最新情報などが出できて、慌てさせられ、心が削られます。(想定はしてた。)
ここでは慌てず、先の紹介した参考書や過去問サイトと類似した問題を着実に解いていきます。(60%回答できれば良いと思う。)
一見わからない問題は、少し時間を取って読み込み、あり得ない選択肢を除外して正答率を上げていきます。ここまでで試験時間の約半分(60分)は使用しました。
B問題(第49問から60問)は、正直A問題よりも少し楽な感じがしました。
A問題のように全く知らない言葉を問うような問題はなく、ニュースペックテキストで出たようなインシデントなどにまつわる問題などでした。
(やはり慣れが大事です。対策やってよかった!それと、A問題の過去問で基礎知識を蓄えたことも効いてます。)
でも結局、試験時間いっぱいまで使用しての回答終了でした。ほんと疲れました。
試験の得点はその場で出でます。
点数は7??点/1000点 で、合格ラインの600点を超えてました。
よかった〜、その日は祝杯をあげました。
その他思ったこと:
・CBT試験は近年のカンニング手法の高度化?によって試験官はこころもちピリピリしてました。(早く席につかせたい感じ。)
試験は慌てたら勝率が下がるので、慌てずマイペースで行動しましょう。
私の場合は、試験会場に入ってすぐ試験室内に入室するか質問されましたが、慌てずにトイレを済ませ、控室で深呼吸して休憩してから試験室に入室しました。
時間にもゆとりをもって!事前に試験会場を確認、早めに到着が大事です。
・私が受験したCBT試験会場では、情報処理試験だけでなく、簿記など他の分野の試験も行われていました。
真後ろの席では電卓を叩く音がバチバチ鳴っていました。
試験前に試験官の方から耳栓を渡されて少し「?」と思ったのですが、素直に耳栓を着けて試験に挑んで良かったです。
・実は私は目が老眼になって久しい年頃なのですが、画面表示は真っ白な画面の上に黒文字が書かれている(ポジ)画面よりも、反転した黒画面に白文字の(ネガ)画面のほうが断然問題文が読みやすかったです。
これは、試験開始の直前、チュートリアルといった試験開始前に練習操作を行うことができる時に判って、直前でネガ画面で受験することに決めました。
・試験の開始時間は、予定(予約)時間の前(30分以内だったけ?)であれば自分のタイミングで始められます。
(だから、試験官は早めに受験室に入れようとしたのかな?少し時間に余裕があったので、チュートリアルで画面のポジネガなど試すことができました。これも正直大きかったです。)
以上が、私の情報セキュリティマネジメント試験の受験体験でした。
これから受験される方の、不安を払拭する一助になれば幸いです。