今回は、最近セリアのSDカードリーダーを購入したので、この商品の実力について検証したいと思います。
まず、税込み110円でSDカードリーダーが購入できることが驚きですが、パッケージから判る情報を確認したいと思います。
こちらが、セリアの「USBカードリーダー」のパッケージ裏面です。
パッケージの表面・裏面からは、以下のようなことが読み取れます。
製品番号:EC−11
製品名:USBカードリーダーステック
対応メディア:microSD(SD,SDHC,SDXC)、SD(SD,SDHC,SDXC)
(SD、SDHC、SDXCの違いについてはこちらをご参照ください:SDカードの選び方 | ビックカメラ)
その他、パッケージのおもて面に書いてあるとおり、USBのバージョンは2.0です。
では、この製品の細部を確認してみます。
カードの差込口は側面にあります。
スロットが2個あるので、同時に2つのカードが使えるかと思いましたが、片方ずつしか使えませんでした。
USBのコネクト部分は、USB2.0なので白色です。
PCなどに接続したときなどは、青色LEDランプが点灯します。カード等への接続時には、このLEDランプは点滅します。(結構、明るいです。)
(見た目は、)普通に使えるSDカードリーダーだと思います。
次に、データの転送速度をCrystalDiskMarkで計測してみました。
(計測パラメーターはデフォルト、使用したSDカードは、microSDXC 256GB SanDisk サンディスク UHS-I U3 V30 4K A2対応 Class10 SDSQXAV-256G-GN6MNです。SDカードスロットの計測では、アダプターを使用しました。)
SDカードスロット、microSDカードスロットの読み込み書き込み速度は大差無さそうです。
ちなみに、実際に、約10GBの動画ファイル(AVI形式)146個を、microSDカードからPCへの書き込みを行い、時間を計測したところ、9分56秒掛かりました。
念のため、使用したPCの諸元を掲載しておきます。
その他、USB3.0対応の、SDカードカードリーダー(ELECOM製 MR3-D011)と比較してみました。 実勢価格、2,000円ほどの製品です。
計測結果がこちらです。
やはり、USB3.0のほうが速いですね。理論値で約5倍の速度差がありました。
ただし、全く同じファイル(約10GBの動画ファイル(AVI形式)146個)のmicroSDカードからPCへの書き込み時間は、4分49秒でした 。
実際の転送時間では、約2倍の速度差といったところです。
そんなに、大きなファイルをコピーするのでなければ、そこそこ使える製品だと思います。 なんてったって安いので、1個持っておいて損はないと思います。